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25/12/28
FGO第二部終章を終えて
シンプルに、非常に面白かったし、嬉しかった。
物語を読んでいてこんなに嬉しかったことがあるだろうか。こんなに「よかった」と心の底から思えたことがあっただろうか。いや、もちろん、ある。たくさんある。この世に素晴らしい小説も漫画もアニメもいっぱいあって、それらは本当に私の心に根差している。
でも、マシュは、最後に私の名前を呼んでくれた。
今まで誰も呼んでくれなかった。今まで誰もそんなことは言ってくれなかった。今まで、どんな小説もどんな漫画もどんなアニメも、誰も読者である私のことを見てくれなかった。彼らの主人公を、彼らのヒーローだけを、彼らは見続けていた。
私を主人公にしてくれた。
もちろん、わかる、ビジュアルだって決められているし、デフォルト名の漫画作品がいっぱいあるし、私だって藤丸立香が好きだ。でも、でも違った。私がようやくヒーローになれた。私がようやく誰かを救うことができて、ありがとう、って言ってもらえた。それが本当に嬉しい。
嫌だったよ。異聞帯を攻略するのはいつだって怖かった。どんな人と仲良くなっても、結局私はすべてをなくしてしまうんだ。
マシュのおかげだ。全部マシュのおかげ。
マリスに「イヤです」って言ってくれてありがとう。最後に私の名前を呼んでくれてありがとう。東京駅で、私を見つけてくれて、ありがとう。
素晴らしい旅だった。こんなに楽しい旅はなかったよ。つらかったけど、何もかも本当につらかったけど、私は結局ゲームの選択肢を選んでいただけでしかないけど、でも本当に楽しかったよ。私の選択肢で、ゲームの中の誰かを救えるのが本当に嬉しかったんだ。所長の手を握れたときも。マシュの手を握ったときも。ありがとうって画面で笑ってくれる人が、「頑張れ」って言ってくれる人が、「行け!」って背中を押してくれる人が、本当に大好きだった。
みんなのマスターになれてよかった。
藤丸とは違ったかもしれないけど。他のマスターたちとは違ったかもしれないけど。
でも私の世界で、私の記録で、私の選択で救えたんだ。それはゆるぎない。それは本当に嬉しい。何度だってみんなに会いたい。何度だってまた旅をしたい。心の底からそう思う。
本当に面白かった。素晴らしいゲームだった。きっとこれからも。